アトリエmickey「風の色」
虹の山
(スタジオ・K作品「虹の山」)
風の色 (99/04/28)
「風の色」という話を聞いたことがあります。漢詩では、春に青、夏に朱、秋に白、冬に玄の色を配しているようです。
ここから、青春、朱夏、白秋、玄冬、って言葉になるそうです。
この色は、中国古代の思想に由来する、天の四方の方角をつかさどる神、四神(しじん)の、青竜(せいりょう)、朱雀(すざく)、白虎(びゃっこ)、玄武(げんぶ)にも見られます。
わが国の相撲でも、土俵の上の屋根をささえた四本の柱(四本柱)には、この色の絹を巻いていたようですが、1952年に四本柱は廃止され、現在はつり屋根の隅にこの色の房を下げ、四房(しぶさ)と称するそうです。
山紫水明 (99/04/26)
「臥遊録」からです。
「 春山淡冶(たんや)にして笑うが如く、
夏山蒼翠(そうすい)にして滴(したた)るが如く、
秋山明浄にして粧(よそお)うが如く、
冬山惨淡として眠るが如し 」
「山笑う、山滴る、山粧う、山眠る」という季語のもとです。
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